当院は、「指定自立支援医療機関」「顎口腔機能診断施設」です。
指定自立支援医療機関とは 厚生労働省により指定された医療機関で、唇顎口蓋裂をはじめとした先天性疾患や、国が定めた特定の症候群による咬合異常に対して、公的医療保険を適用した矯正歯科治療を受けることができる施設です。通常自費診療となる矯正治療について、適応症例では保険診療での治療が可能です。
顎口腔機能診断施設とは 顎変形症(下顎前突、上顎前突、開咬など、外科手術を併用する矯正治療)に対して、公的医療保険を適用した矯正歯科治療を行うことができる厚生労働省指定の専門施設です。厳格な基準を満たした医療機関のみが指定を受けることができます。
矯正することによって・・・・
① 顔が小顔になり、美しくなります。
② 発音が良くなります。
③ むし歯や歯周病、口臭の予防になります。
治療の流れ
1.カウンセリング・・・今お悩みのことをご相談ください。
↓
2.精密検査・・・歯や顔のレントゲンを撮影し、矯正方法を分析します。
↓
3.診断結果・・・治療方法、期間、料金などをご説明します。
↓
4.治療開始・・・患者様のご理解をいただき、矯正を開始します。
矯正費用
早期治療(顎骨の成長をコントロール) | 35万円 | |
部分矯正 | 25万円 | |
本格矯正 | 金属ブラケット | 68万円 |
セラミックブラケット | 80万円 | |
ハーフリンガルブラケット矯正装置 | 100万円 | |
フルリンガルブラケット矯正装置 | 120万円 |
※矯正歯科治療は公的医療保険適応外の自費(自由)診療となります。
※口蓋裂・外科矯正・規定された症候群は、当院で健康保険が適用できます。
※一般的な治療期間、通院回数 治療期間:約2~3年間、通院回数約24~30回です。
リンガルブラケット矯正装置
当院では「リンガルブラケット矯正装置」を使用しています。
リンガルブラケット矯正装置とは・・・
「歯並びは直したいけど目立つ装置をつけたくない。」とういう方に、人に気付かれず歯並びを直すことができる装置です。従来は歯の外側に装置を装着していましたが、リンガルブラケット矯正装置は歯の裏側から装着するので女性の方でも安心して矯正治療を受けることができます。
矯正歯科を専門に行う歯科医師が矯正治療を行います
矯正歯科治療に伴う一般的なリストや副作用について
- 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2 週間で慣れることが多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まります ので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと 隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物) などをやりなおす可能性があります。
- あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になる ことがあります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
日本矯正歯科学会(2020.4.2発表)より引用